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「一人の女子大生が学食を変えた!京大OG・川野陽子さん」

  2014年10月、京都大学の学食に菜食(ヴィーガン)メニューが常設化されました。 一人の女子大生が、菜食がただの食事の趣向ではなく、地球環境や畜産工場の動物たちを救うことになることに気づき、仲間たちに呼び掛けてベジプロジェクトを結成、学食と食品企業の協力を得て、約1年半かけて導入に成功しました。

  その女子大生とは、京都大学大学院農学研究科の川野陽子さん。昨年春にご卒業され、現在は食品会社に勤務されています。将来は日本のベジタリアン文化に貢献していきたいとのこと。そんな川野さんにお話を伺いました。


VM 「川野さん、京大導入成功、おめでとうございます!すばらしいご活躍でしたね! 試験的イベントではベジタリアン食がたいへん人気で、途中で食材がなくなってしまったそうですが、学生さんたちの評判はいかがでしたか?」

川野「美味しかったと沢山の方に伝えて頂きました。鶏のから揚げそっくり!とか、お肉じゃないって嘘でしょ!というようにお肉に代わるお料理ができることも感じて頂けたみたいです。」

VM 「そうでしたか。ベジタリアンは野菜だけだと思っている人がまだまだ多いですから、こういうソイミートなどを使ったお料理をぜひ皆さんに試していただきたいですね。
  川野さんご自身が菜食に気づかれたのは何がきっかけだったのですか?」


川野「きっかけは『工場畜産』のことを知ったことでした。目の前にいたら可愛がる動物が、工場畜産で育てられている事が人道的ではないと思いました。
  それから、私たちは小学生から環境問題や食糧問題のことを習い、私もそういった問題に対して何かしたいと思っていました。とても身近な肉食がそれらの問題に大きく関係していることを知り、もうお肉を食べることを止める方がいいなと思いました。」

VM 「そして菜食の重要性に気づかれて行動を起こされたのですね。特にベジタリアンでもないお友達たちが協力してくださったのですよね。皆さんの反応はいかがでしたか?」

川野「ベジタリアンまでいかなくても、動物のことを思う人や、工場畜産や環境負荷のことを話したらベジタリアンを理解してくれる人はいます。それから、勝手に巻き込んでしまった人もいます(笑)。でもきっと何かしら意味を感じたり、活動が楽しいと思ったりしてくれたから協力してくれたんだと思います。」

VM 「菜食家でない人たちも協力してくれる、これが素晴らしいですね!川野さんのお人柄もあるのでしょうね。いつもニコニコお話されるので、反論したくてもできなくなってしまうのでしょうね(笑)たいへんだったことはありませんでしたか?」

川野「たくさんあったと思います。でも、叶えたいことだったから、いつでも頑張れました。もちろん、支えてくれた人や一緒に活動してくれた友人たちのお陰です。」

VM 「川野さんの情熱と行動力、そして忍耐力は素晴らしいですね!最後に何か伝えたいメッセージなどはありますか?」

川野「ベジタリアンというライフスタイルが、もっと一般的に受け入れられると良いと思います。そうしたらベジタリアンを選びやすくなるし、そのような選択があることを知る人も増えると思います。ベジタリアンの食事が、とても工夫されていて、十分に美味しいことも知られてほしいです!」

VM 「川野さん、ありがとうございました。そうですよね。アメリカのほとんどの学校には必ずベジタリアンメニューがあって、普段はステーキやハンバーグを食べてる学生さんも『今日は月曜日だからベジタリアンにしよう』とか、誰にも選択肢があり、ベジタリアンの食事を楽しんでいますものね。日本の学校もぜひ京大に続いてそうなって欲しいですね!
  そして川野さんの将来がとても楽しみです!これからもご活動続けてくださいね!ありがとうございました!」


川野「はい、ありがとうございます!」


〜〜インタビューを終えて〜〜

  川野さんの情熱が多くの人の心を動かして、一つの夢が実現しました。そしてそのベジタリアンメニューは京大に留まらず、関西・北陸エリアの大学生協さんのメニューリストに加えられました。これらの大学では学生さんからの要望次第で、学食への導入が可能となります。さらに東京でも、川野さんの行動に触発された学生さんたちが自分たちの大学にベジタリアンメニューを導入しようと動き始めました。
  明るくて情熱的でいつも柔らかい笑顔の川野さん、これからもご活躍をご期待いたします。


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